施工方法を捨て貼りの有無で2方法と致しております。
壁やドア枠、カウンターや洗面台の施工を先に行ってください。
床先行での施工には対応しておりません。
①置敷き捨て貼り工法
②置敷き直貼り工法
※増し床工法にも対応しております。その際伝熱パネルタイプの床暖房
システムの採用も可能です。
詳しくはお問合せください。
施工を行う際の重要なポイント
※不陸調整について
・コンクリート下地 緩やかに続く不陸は1m当り深さ2㎜以下、部分的な不陸は深さ2㎜ で1m以下内・金平糖状で1㎜で1m以内となるように
セルフレベ リングを実施してください。
※下地について
・合板下地 施工時含水率は8%~10%とします。これ以上の含水率での施工は どのメーカーのフローリングでも隙間や突上げを起こすことがあり ます。エアコン等で除湿をし、上記範囲で施工して下さい。 継ぎ目の段差は1㎜以内となるように調整してください。
・セルフレベリング メーカーの責任で調合、混練されている材料のみお使いください。 ・下地の乾き具合 十分に乾燥していることを確認してください。
・馴染ませること 施工の前日までに開梱し、環境に馴染ませてください。
・下地清掃 砂や埃、小石はサネ同士のジョイントに影響を与えます。
掃除機で丁寧に除去してください。
※壁内の構造用合板について
・距離 壁内の構造用合板が湿度により伸縮することが推測される際は、下地
合板と構造用合板を10㎜以上は離してください。
パーチクルボード・下地合板の伸縮と構造用合板の伸縮で、壁と壁に
挟まれたフローリングが押され、突き上げられることがあります。
設計の段階で、下地合板との距離の配慮をお願い致します。
※フローリングの施工について
・施工始め 現場左奥から設置を始めます。センター墨出し後、壁際のフローリン
グの幅が極めて狭い場合は、2列目のフローリングとサネ同士をウレ
タン系接着剤※で貼り合わせ1枚のフローリングのようにして施工し
てください。
この際、決してフローリングを接着剤で床に止めないで下さい。
以上は貼り仕舞いでも同じことが言えます。 ※ウレタン系接着剤はコニシ社製KU928を推奨いたします。
・壁からの長さ フローリングは壁から最低30㎝の長さを張るようにして下さい。
1列の最後のフローリングが300㎜以上あれば、そのフローリングを
次列の貼り始めに使用し、ロス率を抑えてください。
・サネのはめ方 フローリングの長辺は、2段階クリックを採用しています。その為、
サネは差し始めはペタンと平らにならない状態になりますが、これは
正常な状態です。ゴムハンマーで軽くなでるように叩いて収めてくだ
さい。サネは決して叩かないでください。サネを叩くと、表面からは
見えない割れが発生してサネ鳴りを起こしたり、隙間ができたりする
原因となります。
・壁との距離 環境の変化には強い特性を有しますが、パーチクルボード・下地合板・
捨て貼合板が大きく伸縮すると影響を受けます。壁との隙間は3㎜~5
㎜程度は確保してください。
・施工仕舞い 壁際のフローリングの幅が極めて狭い場合は、2列目のフローリング
とサネ同士をウレタン系接着剤※で貼り合わせ1枚のフローリングの
ようにして施工してください。決してフローリングを接着剤で床に止
めないで下さい。多く出回っているフローリングは貼り仕舞いを接着
剤止めすることがありますが、決して接着剤で止めないでください。
※施工中の事故について
・接着剤が付いたら シンナー薄め液を布に付け、拭き上げてください 。フローリングの上
にシンナーをこぼして伸ばすようにして使用するのはやめてください。 ・塗料が付いたら 接着剤と同じようにして、除去してください。
・傷が入ったら 市販のフローリングの多くと同じようにウレタン系補修材と塗料を用
いての補修をしてください。仕上げが全つや消しのスプレーで艶調整
をしてください。
・貼替る場合 対象の1枚を、丸ノコやカッター、ノミで床面から外してください。
周りの隣のフローリングのサネを残してその上に乗せるようにします。
乗せる前にはめ込むフローリングの不必要なサネはカッターで落とし
ておきます。下地に接着剤が付かないようにしながら、周りを囲む隣
のフローリングのサネに適量の接着剤を塗布し、そこへ貼替用に用意
したフローリングをはめ込みます。もし接着剤がはみ出たら、すぐに
拭き取ってください。